リハビリテーションとは、単なる機能回復のみならず、日常生活活動の自立や社会復帰を支援し、その人らしく、より良い人生を送ることができることを目指すものです。
当院では、入院や通院でのリハビリテーションを提供しており、併設している介護老人保健施設、訪問や通所にもスタッフを多く配置し医療から介護、福祉の一体的なサービスに取り組んでいます。
さらには出前講座や杵築市と協働して介護予防事業、他事業所へのリハ職派遣事業、認知症初期集中支援事業などを展開しています。
私たちは、子どもさんから高齢者の方までが安心して生活できるまちづくりに貢献していきたいと考えています。
そのためには同じく保健、医療、福祉サービスを提供している機関・組織とも力をあわせていきます。
私たちは患者さんの日常生活に根ざしたリハビリテーションを提供し、社会の中で生き生きとした生活を取り戻すことができるように支援します。
患者さんの意思及び人格を尊重します。
リハビリテーションが安全かつ効果的で質の高いものであるように努力します。地域住民の保健・医療・福祉に貢献します。
理学療法士 20名、作業療法士 11名、言語聴覚士 4名、リハビリ事務 1名 合計 36名
バランスコーダーによる重心動揺検査、バランス訓練
呼気ガス分析装置
HAL®腰タイプ
最新の装着型サイボーグで、足・腰の筋力が弱った方などが腰に装着し、スクワットや立ち座り動作などを練習することで効率的に足・腰の筋力強化が図れ、起立動作や歩行が安定して出来るようになります。
In Body(体成分分析装置)による筋肉量などの測定
(mediVRカグラ®を使ったリハビリの様子)
(実際のVR画面 5つのメニューを揃えている)
【mediVRカグラ®】
仮想現実(VR:virtual reality)技術を応用したリハビリテーション医療機器で、大分県内で当院が初めて導入しました。
神経科学・行動科学の知見と15種以上の特許技術に基づいて開発されており、身体の動かし方を効率的に脳に再学習させ、歩行機能やバランス能力の向上、さらには認知機能の回復も促します。
DRIVE(電気刺激装置)
脳卒中などが原因で起こる手足の麻痺の回復を目的とした電気刺激装置です。効率的に筋肉の収縮運動を促すことでリハビリの効果を高めることが出来ます。
①個別訓練
患者さんの状態に合わせて理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が1日当り平均約1〜3時間程度のリハビリを行います。(土曜日、祝日も実施)
②離床、活動向上に向けて
個別訓練以外にも、定期的にレクリエーションや体操などを行い離床機会や活動向上に向けた関わりを行います。
③入院患者さんの1日の流れ(イメージ)
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がご自宅に訪問し、主治医の指示に基づき日常生活の自立や社会復帰を助ける為の支援を行います。
また、ご本人・ご家族と話し合いながら趣味や生きがいの発見も行います。
認知症リハや呼吸リハ、精神科リハなど専門的なリハビリも行います。
体力向上の支援
日常生活の支援
趣味・生きがいの支援
月曜日〜土曜日 午前8:30〜午後5:00 ※日曜・年末年始はお休みします
居住支援事業所のケアマネージャーまたは杵築市立山香病院までご連絡ください。
多様な主体と協働して地域リハビリテーション活動に取り組み、持続可能なまちづくりを目指します。
少子高齢社会の到来に伴い、医療や介護のみならず、福祉サービスを含めた様々な生活支援サービスが日常生活の場で適切に提供できるような地域での体制(地域包括ケアシステム)の構築が求められます。リハビリテーション科では市の事業や市内の事業所、住民活動、イベントへリハビリテーション専門職を派遣して技術やサービスを提供しています。地域の皆様と協力しあって地域リハビリテーション活動を推進していきます。
成果、業績についてはこちら2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
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地域ケア会議 | 21 | 9 | 13 | 11 | 4 | 4 |
家屋調査 | 8 | 5 | 5 | 8 | 4 | 5 |
事業所支援 | 17 | 13 | 14 | 20 | 5 | 3 |
住民組織・サロン | 16 | 11 | 18 | 17 | 10 | 8 |
地域ケア会議(杵築市)
通いの場(住民組織)
地域での健康づくりの機運醸成を目的とした明治安田生命保険相互会社との包括連携協定(寄付)に基づいた共同研究 を2021年度にスタートしました。バランスや筋肉量の測定、生活状況や認知機能を調べ、フレイル状態の早期発見を行います。また、予防のための対応、医療や介護サービス利用の助言、サポートを行います。
成果、業績についてはこちら病気やケガ、加齢によって体の動きや認知機能が衰えてくることをいいます。心身の衰えがすすむと要介護状態になる可能性が高まります。
早めに対応し、持っている力(予備能力)を活かして健康状態を長く保つことにとりくみましょう。