調剤室では、主に入院患者さんの調剤を行なっています。
医師が処方した処方箋を薬剤師が処方内容の監査を行い、用法・用量、相互作用や重複薬の有無などを確認しています。その際、処方内容について疑問点がある場合には処方医に確認した上で調剤します。
禁忌薬剤の投与防止、腎機能に応じた投与量の適正化を行なっています。散剤、軟膏や水剤の混合では安定性などを確認し、薬効が十分に保たれるようにしています。
処方内容の監査が終わったら調剤を行い、調剤ミスがないように別の薬剤師が最終監査を行ないます。原則70歳以上の入院患者さんは1包化調剤を行い、要望があればカレンダーを作成し退院後に患者自身で薬を管理しやすい方法を提供しています。
外来処方は原則院外処方としていますが、調剤薬局からの疑義紹介は薬剤科で対応しています。
注射室では医師が処方入力した注射処方箋を薬剤師が処方内容の監査を行い、投与量・投与速度・投与経路・投与間隔・相互作用・配合変化などを確認しています。
注射室では、入院患者さん及び外来患者さんの注射処方箋調剤を行なっていますが、抗がん剤はすべて混合調整を薬剤師がおこなっています。
安全キャビネット内で混合調整をすることにより、医療従事者への曝露を防ぐこととなり、薬剤師の注射処方への関与は病院全体の業務効率化のみならず、医療安全の観点からも大変重要な位置づけにあります。
病棟への払い出しは1施用ごとに1日分をまとめて供給しています。
薬剤管理指導業務、持参薬の確認、使用される薬剤の相互作用や適正使用量の確認を行なっています。
病棟薬剤業務実施加算を算定している病棟には専任の薬剤師を配置しています。多剤投与の患者への薬剤の見直しの提案等を行っています。
医薬品在庫管理
薬剤科からの医薬品の発注業務は原則インターネット上のシステムで行なっています。病院内の在庫管理、期限管理等を行なっています。