当院は杵築市の自治体病院であり、年4回、市長、議長、行政の幹部にご出席いただき、病院の現状について報告し、ご理解をいただく機会を得ています。
病院の根幹となる運営・経営の会議で、月1回全ての職種のリーダーが参加し、各部署からの業務報告を受け、改善点を検討しています。目標を確認して、最善の経営努力を目指しています。
福祉部(老健、訪問看護・介護、訪問リハビリ、居宅事業)の業務実績から問題点を月1回検討しています。地域包括ケアシステムの醸成を目指して病院と一体で努力を続けています。
月1回、外来での待ち時間、AI問診の有効性、医師事務補助職員の養成など、外来診療、検査が支障なく快適に実施できているかを検討しています。
月2回実施し、懸案事項に対して、病院の最高意思決定機関として重要な方針決定を行っています。
週1回、院長、事務幹部で、病院の運営・経営に関する実務の進捗状況を網羅的に把握し方向性を決定しています。
週1回、院長、事務幹部で、病院の運営・経営の懸案事項を重点的に情報収集し検討しています。
週1回、事務部全員で実務の方向性を確認し対処しています。
月1回、医師全員で病院の経営状況を確認し、医局の諸問題の検討を行い、薬事審議会も兼ねています。
月1回、医局員から診療上の問題点などを集め、幹部と共有し解決を図っています。
月1回、医局、看護部の双方から問題を提起し、お互いに尊重し合って解決策を見出し、実際の運用に繋げています。
毎朝就業前に、病院幹部と多職種幹部が集合し、前日の詳細な日報で業務量を確認し、業務上の問題、安全管理に関する報告を行い、各部署への周知を徹底し、院内のガバナンスの強化を目指しています。
週1回、全退院患者について経営的な評価を行っています。一般病床から包括ケア病棟、回復期リハ病棟へ、さらに老健への移動を最適化しています。
週1回、病院と付設老健で協議を行い、病床の有効利用を図っています。超強化型老健の維持に必要な要件を考慮しています。病院と老健の相互理解が深まっています。
適時開催で、他の委員会で処理不能な問題に対応し、業務改善・調整を行っています。病院の美化や施設・設備の更新にも関与し、各部署への情報の周知徹底なども行なっています。
月1回、職員の健康安全管理全般に対応し、最近では二次健診の徹底、ワクチン実施率向上、喫煙対策、ストレスチェックなどを精力的に進めています。
月1回、健診センターの運用に関して、実績を評価し改善点を検討しています。
病院業務のデジタル化で現場の負担軽減が図られ、働き方改革の観点からも期待される。当院では4部門に分けてデジタル化を進めています。
オンライン診療
コロナ禍の対応として進めています。高齢者が多いため、訪問看護、訪問リハビリテーションの職員が介入し実現しています。外来診療に比べ、便利なだけでなく、自宅の状況など得られる情報も多く、親密な会話も可能であり、有用と感じています。
オンラインカンファレンス
コロナ禍対応から3部門に分けて開催している。
①オンライン検討会として地域の医師会の先生を繋ぎ、症例検討、勉強会を行なっています。コロナ禍以前より実施していた。
②地域連携カンファレンスとして地域の介護職と2ヶ月に一回の情報交換を行なっています。
③救急症例カンファレンスは消防救急と2ヶ月に一回の症例検討会を行なっています。
人工知能(A I)/ロボティックス
AIに関しては、2020年より問診で導入し、外来での待ち時間短縮などを試みています。その他でも、業務軽減のためにAIの活用を考えています。ロボティックスは医療・介護における補助として導入を考えています。
DX (digital transformation)/セキュリティー
病院業務の様々なDX化を進めています。職員の業務負担を減らし、患者に関わる時間を増やすのが目的です。病院に対するサイバー攻撃も現実化し、早急なセキュリティーレベルの向上を目指しています。
医局をはじめ全ての部署で人事評価を行っています。それぞれの職種で独自に評価を行い、教育計画を作成し、人材育成に繋げることを目標としています。
電子カルテ運用委員会と連携し診療録及び診療に附随する文書類等の保管・管理を行っています。また、定期的に診療録の記載内容を監査しその結果を全部署参加の会議で報告する事で、法令遵守の徹底を図るとともに診療録自体の質の向上を目指しています。現在はデジタル化推進委員会と連携し、医療機関間等の情報共有及び連携に係る標準規格の導入やセキュリティ強化にも取り組んでいます。
毎週金曜日の退院カンファレンス内で開催しており、主にDPCコーディングによる入院期間及び日当円の変化や診療科別にみる診断群の分布、係数アップのために行うべき取り組み等について協議を行っています。また、DPC係数の内訳については解析ソフトウェアを活用しベンチマーク及び他院等との比較、分析を行っています。
限られた病床を計画的に効率よく運用することを目的に設置された委員会です。毎週1回定例会議を開催し、1週間先までの入退院予定を共有します。地域連携室は転院調整患者の情報を共有し、委員会で病床の調整を行います。ケアマネや訪問看護からの情報により入院調整を行うこともあります。リハ職や医事課職員の意見を参考に、患者の状態にあった病棟の選択や移動の検討も行います。当院では退院の指示は医師が行いますが、退院に関する本人・家族や施設等との最終調整は師長に任されており、医師と協力しながら病床の効率的な稼働に取り組んでいます。日々の空床状況は共有シートで確認できるようにしています。空床状況によっては臨時で委員会を開き、組織全体で病床管理を実践しています。
病院における医療ガス(酸素、亜酸化窒素、治療用空気、吸引、二酸化炭素、手術機器駆動用窒素等)に関する構造設備について、医療法施行規則第16条第1項第1号の規定に基づく必要な方法を講じ、重大な事故発生を防ぐため、設備の保守点検や安全管理のための職員研修等を行っています。
病院における医療機器及び診療材料等の購入について、その必要性や緊急性、計画性などを審議・検討し、適正な購入を行うために設置しています。
ホームページ、SNS、ケーブルテレビ、病院機関誌(みちょくれ)、市報など、様々な部門に分かれて広報活動を行っています。それぞれの対象者に合ったコンテンツを選び、広報手段と擦り合わせて、有効に情報が展開できる努力をしています。
病院の活動記録を2014年度より年報として記している。それぞれの部署、委員会、ケアチームの活動報告、経営実績などを記録している。
年度末に一回、様々なテーマで開催しています。コロナ禍のために最近2年間はオンラインで実施しました。2020年度は新型コロナ感染症、2021年度はSDGsと地域医療をテーマに開催し、全国から多くの方に視聴参加いただきました。
コロナ禍で2年連続開催を見送りましたが、例年であれば年一回秋に病院祭を実施してきました。地域のお祭りと合同で実施することもあり、地域住民との交流を大切にしています。
コロナ禍のために開催できず、感染状況に合わせて開催を企画しています。全職員が健康に関する様々なテーマを考え、公民館単位の住民に向けて講演してきました。コロナ禍で開催できず、オンライ開催の工夫が必要と考えています。
平日は毎朝、医師全員が集合し、不応例などを含めて当直報告を行い、前日の全入院患者に関して、主治医が症例提示し、医師全員で評価しています。また、看護部、事務部から当日の予定などが報告され、医師への情報の共有を行なっています。
週に2回、医師を含む多職種で、全ての入院患者を様々な面で評価し、治療方針やケアの注意点などについて情報を共有しています。ポリファーマシー対策として入院時の減薬の検討も行っています。
医療安全対策加算2を取得、加算1と連携しサンドイッチの会に参加。 医療安全管理部門を設置し、当院では研修を修了した看護師が医療安全管理者として委員会を牽引しています。各部署にはリンクスタッフを配置し、医療安全対策委員会の方針に沿ったチーム活動を実践しています。インシデントやアクシデントは、リスクの大きさに関係なくレポート作成し、部署で振り返りと対策の検討を行います。各部署で起こったリスクを全体朝礼で報告し共有していることは特徴的な取り組みです。倫理委員会では医療安全の倫理的側面も検討されています。本委員会では、安全の向上を図るべく全ての現場への介入を行っています。
感染防止対策加算2、加算1と連携 感染防止対策部門を設置し、感染対策委員会(ICC)と感染制御チーム(ICT)および各部署のスタッフで構成するリンクスタッフ会議により組織されています。ICTは感染対策に関する取り組みを企画し、リンクスタッフとともに実践します。緊急対応が必要な場合は、ICTと院長の指示するメンバーを招集し緊急対策会議を開催します。専任の感染管理者を配置し組織運営を行っていますが、感染管理認定看護師が入職したことで感染対策の質の向上が期待されます。
限られた病床を計画的に効率よく運用することを目的に設置された委員会です。毎週1回定例会議を開催し、1週間先までの入退院予定を共有します。地域連携室は転院調整患者の情報を共有し、委員会で病床の調整を行います。ケアマネや訪問看護からの情報により入院調整を行うこともあります。リハ職や医事課職員の意見を参考に、患者の状態にあった病棟の選択や移動の検討も行います。当院では退院の指示は医師が行いますが、退院に関する本人・家族や施設等との最終調整は師長に任されており、医師と協力しながら病床の効率的な稼働に取り組んでいます。日々の空床状況は共有シートで確認できるようにしています。空床状況によっては臨時で委員会を開き、組織全体で病床管理を実践しています。
手術室では患者さんの安心・安全で質の高い医療の提供に努めるを目標にして取り組んでいます。その目標を受けて年2回、委員会を開催して検討事項や継続事項をチームで共有して取り組んでいます。
血液製剤の適正使用及び安全な輸血療法を行う体制の整備、推進を目的として活動しています。
令和3年11月に外来化学療法室を開設した事に伴い設置された比較的新しい委員会です。化学療法に携わる職種の代表が参加し、治療内容(レジメン)について審査、登録、管理を行っています。その他、新規採用治療薬の承認や化学療法施行の安全管理についても協議を行っています。患者様に寄り添った化学療法が提供出来るよう思案を続けて参ります。
臨床検査室の質の向上を目指して、精度管理、体制・運営上の適正化を図るとともに臨床検査に関する事項を検討する事を目的としています。
医薬品の新規採用、採用中止、後発医薬品への変更採用を検討しています。院内のみでなく、外来患者さんに処方する薬剤(院外専用薬剤)についても同様に検討しています。それ以外にも期限切迫医薬品の紹介を行うことで、期限切れ医薬品の削減の取り組みも行っています。
また、積極的に後発医薬品の採用割合を維持することにより、国民の医療費削減にも貢献しています。
月1回、認知症の症例検討、勉強会、回診を重ね、認知症ケア加算に繋げています。(詳細は認知症ケアチームの活動を参照)
がんケアチームと非がんチームの2部門各々で症例検討、勉強会、回診などを行ない、月1回の合同カンファレンスを行っています。(詳細は緩和ケアチームの活動を参照)
ポリファーマシー(薬剤の多剤投与)に係る問題について協議し、対策を提案、実行、評価する委員会です。毎週のカンファレンス時に対象患者の抽出を行い、各職種協力のもとで薬剤調整及び減薬、減薬後の評価を行っています。委員会は毎月第1金曜日に開催しており、前月の取り組みの内容や実際の減薬額、困難事例等について報告・協議を行っています。
糖尿病のことをより多くの人に知ってもらうため、糖尿病教室の開催や掲示物での活動など、医師をはじめ看護師や栄養士など多職種で行っています。
患者さん目線でのきめ細やかな医療サービスの提供を目的として活動しています。具体的には定期的な環境ラウンド実施により院内環境の改善に取り組むとともに、期間限定で七夕飾りやクリスマスツリーを玄関ホールに展示し心地よい雰囲気作りにも取り組んでいます。
3ヶ月に1回、罰することが目的ではなく、懲戒審査を通じて各委員会、各部署に問題解決を促しています。
月1回、病院のコンプライアンスに関する様々な問題を委員会や部署から集約し検討しています。臨床上の倫理的な問題について、必要時には病院の方針として決定しています。研究上の倫理審査は研究教育委員会で予備審査し、本委員会で最終審査を行っています。
適時開催で、医療に関する法律にだけでなく、公立病院であり様々な規則に縛られています。診療報酬に関する問題など定期的に間違いなく遂行できるように確認をしています。
月1回、多職種で実施し、病院全体の研究教育活動の推進、把握を行っている。院内講演会も企画し、研究、アンケートに関する予備倫理審査、研修実施の可否などの決定を行なっています。
月1回、3部門での活動を相互に報告しています。心肺蘇生部会はICLSコーディネーターの上運天副院長が中心となり核となるスタッフの育成をしています。蘇生の普及のために全職員を対象にAED、心肺蘇生実施訓練を年2回実施しています。救急部会では救急不応例の検討や救急隊との症例検討会を2ヶ月に一回実施しています。災害部会では院内教育活動、BCPの作成、定時訓練を実施し、自院の災害医療チームとしてY-MAT(Yamaga- medical assistant team)を構成しています。