当院の保健・医療・介護が一体となった地域包括ケアシステムは自慢であり、地域住民とともに育ててきた歴史があります。
切れ目のない質の高いサービスの提供のために、病院を中心に健診センターや介護老人保健施設、福祉ステーションが状況に応じて機能しています。
(病院について、健診センター、介護老人保健施設、福祉ステーション、病児保育、健診センター会議)
入院する全ての患者を大切にし、全医師、スタッフで全患者に対してカンファレンスで情報交換し、多職種協働で丁寧なアセスメントを行なっています。
(医局カンファレンス、新患カンファレンス)
高齢者は様々な健康上の問題を抱え多彩なケアが必要です。
これらに対応するためには多職種協働に加えて、各ケアチームの協働が求められます。当院では10のケアチームが連携し機能しています。
(ケアチーム、糖尿病教室)
医療倫理や様々な法令遵守など、病院組織の維持に必要なコンプライアンスの向上を重視しています。病院のガバナンス強化のために委員会を組織しました。また、就業前に朝礼を行い、日報で前日の業績確認をして、各部署からの業務報告を病院全体に周知している。
(朝礼、懲戒審査委員会、倫理・コンプライアンス委員会、法令遵守委員会、業務改善・調整委員会)
経営の改善は病院の未来のために重要です。公立病院の経営に無駄が多いと指摘されます。
その対策として様々な会議で職員の意識改革に繋げています。患者負担を考えながら、効率の良い経営を目指しています。
(病院運営委員会、病院運営連絡会議、福祉部運営会議、外来運営委員会、病院老健連携会議、病床管理委委員会、幹部会議、病院マネージメント会議、5者会議、事務部会議、医局会、医局改善会議、医局看護部会議、朝礼、退院カンファレンス、DPCコーディング委員会、退院カンファレンス)
病院は様々な医療リスクに対応することが求められます。
従来の医療リスクに加えて、倫理的リスクや経営的リスクも考慮しながら安全な医療が担保できるように努力しています。
(医療安全対策委員会、外来化学療法委員会、ポリファーマシー対策委員会)
病院は様々な感染症への対策が求められます。最近の2年間は、新型コロナウイルス感染症の対応に追われました。
また、医療圏でのVRE感染の潜在的な拡大に呼応して対策を講じています。様々な感染症から地域を守るために日々の努力を続けています。
(感染症対策委員会、新型コロナウイルス感染症、VRE感染症例)
地域医療を支える人材の育成は、病院、地域の未来を決定します。
地域包括ケアシステムで活躍できる優秀な人材を育てるために教育体制の構築を考えています。
(研究教育委員会、人事評価制度運営委員会)
二次救急指定病院であり可能な限り地域の救急に対応できることを目標にしていますが、限界も感じています。
また、職員全員が基本的な救急蘇生が可能となる努力を続けています。災害は備えが重要であり、定時で災害訓練を行なっています。
(救急・災害医療運営委員会)
様々な病院業務で今後デジタル化は必須であり、2040年問題(働き手の減少)に向けても対応が急がれます。
コロナ禍の影響でデジタル化の有効性が示され準備が加速しています。現在、4部門に分けて取り組んでいます。
(デジタル化委員会、オンラインカンファレンス、オンライン診療、AI/ロボティックス、DX/セキュリティー)
高齢化の進む地域では通院支援が重要と考え、病院独自の対策事業を行なっています。
また、健康寿命延伸のためのフレイルや認知症予防に地域でのリハビリが重要性と考えています。
地域での健康関連資本について分析し、死生観を再構築しながら地域医療の未来に貢献したいと考えています。
(通院支援事業、地域リハビリテーション、杵築市地域医療フォーラム、認知症ケア委員会、緩和ケア委員会)
様々な病院からの情報発信を考えて活動しています。地域住民への健康意識の啓発を行い、健康増進活動に繋げています。
(広報企画委員会、ホームページ、SNS、広報誌「みちょくれ」、ケーブルテレビ、市報、病院だより、リーフレット、健康出前講座、杵築市地域医療フォーラム、年報、病院祭)
地域の健康を守るためには職員が健全であることは最も重要であり、委員会活動として二次健診受診、禁煙、ストレス評価などを進めています。
(労働安全衛生委員会、部活動)