杵築市立山香病院

新型コロナウイルス感染症のへの対応

新型コロナウイルス感染症のへの対応CORONAVIRUS RESPONSE

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、世界中で日常が奪われました。医療機関もその対応に苦慮しています。
公立病院として率先して、新型コロナウイルスのパンデミック感染から地域を守るために以下の活動を行なっています。
失ったことも多いですが、今後の危機管理に対して得たことも少なくありません。

病床の確保

重点型病院として第3波より、コロナ専用病床として12床を提供しています。
軽症・中等症軽度の患者の対応が中心で、陰圧化された病床を準備し、保健所の指示のもと、万全な感染対策を講じて患者管理を行なっています。第6波の後半から、高度な認知症のある介護が必要な高齢者の入院が増え、これまでに比べて対応が困難になっています。
有効な治療薬の使用も可能になり、東部医療圏、杵築地域の患者を中心に入院の対応を担っています。

ワクチンの実施

当初からワクチン実施で行政に協力し、集団接種、個別接種で積極的に行なっています。
ワクチン以外に未だ有効な感染防御の手立てはなく、特に重症化が予想される地域の高齢者を対象に接種を急いでいます。
第6波の最中、高齢者の3回目接種が急がれ、最大限の対応をしてきました。11歳以下への接種も開始され、小児科でワクチン接種が開始されました。

検査体制の充実

抗原定性、抗原定量検査に加えて、2種類のPCR検査を実施可能にしています。
必要時には地域住民に安価に検査を提供し、職員の院内持ち組み防止にも大きく貢献しています。
看護師による検体採取が頻繁に行われ、検査技師も多くの検査を実施するため負担が大きくなっています。

療養施設へのスタッフ派遣

軽症の感染者を収容する施設に医師や看護師の派遣を行なっています。
医師数、看護師数は病院の維持に精一杯の状況ですが、県の要請に応じて可能な限りの応援を続けています。